「さらば小泉 グッバイ・ゾンビーズ」 ・・・ B.フルフォードの集大成 [ソノ他]
さらば小泉 グッバイ・ゾンビーズ / ベンジャミン・フルフォード
1.My Review Rank : ★★☆☆☆ + 政・官・業・ヤクザ 鉄の四角形
2.Published Data : ¥1000, 329Page,光文社,’06/02
3.Review Point : 本書は、光文社ペーパー・バック シリーズから出版されている 「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」(’02/12月) , 「ヤクザ・リセッション さらに失われる10年」(’03/10月) , 「泥棒国家の完成」(’04/03月) の3部作(約1年に1度出版されていた)に続く集大成版.
著者の1冊目 「日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日」からのキーワード 「日本の 『政・官・業・ヤクザ』 の鉄の四角形」 は、「2年以上経った今も、ますます強固となり、日本を滅ぼす」 との主張.
特に、著者が「フォーブス」誌(欧州メディア)を辞めてから書く本書は最も辛辣に、日本の仕組み, 小泉政権等を批判している.
4.Summary : 日本の膨大な財政赤字の額から、日本国破産の危機感を煽り、自身のセミナーや投資クラブへ誘導する書籍は多いが、本書は、ある程度、数値で根拠を示しながら、論理にも筋が通っていると思う. また、金儲けの臭いがしない所は他本と異なるが、何と言っても、4冊にもわたり 「政・官・業・ヤクザ」の鉄の四角形 を主張するしつこさに根負けする.
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