SSブログ

「英語 確実に身につく技術」 ・・・ 継続は力なり [英語]


英語 確実に身につく技術 / 山田 光顕
1.My Review Rank : ★★★★★ + 正攻法
2.Published Data : ¥700, 197Page,河出書房新社,’00/12
3.Review Point : 97年に筆者が開設した 「英語はこう攻めろ!」年間10万アクセスの超人気ホーム・ページだった. そのエッセンスを整理したのが本書(「英語はこう攻めろ!」は私も見てましたが、残念ながら今は閉鎖).
 本書は、約4年振りに読み返したが、正攻法で良い事が書いてある.
 本書の中で最も勇気付けられ、参考になるのは、第1章の 「勉強法に迷う人への12のアドバイス」.
①「継続は力」と胸に刻み、時には没頭せよ : 語学習得の座右の銘. 苦しい時も 「自分自身へのチャレンジを楽しむんだ」 と前向きに考え、長丁場を乗り切る.
②英語は総合力の勝負と心得よ : リーディング, リスニング, スピーキング, ライティングは、お互いに密接に絡み合いながら向上する. 何種類もの教材, 勉強法を使い分け多面的なアプローチをする. 杉村太郎の勉強法の記事はこちら.
③初期はまず、インプットを重視せよ : 初学者は、読む, 聞く, 基本構文を覚える 等のインプット・サイドを重視する.
④良い手本を真似よ、模倣は創造の始まりだ : 多くの手本に触れる中で、良い文章, 良い発音が解る.
⑤忙しさに負けず、時間を作り出せ「忙しいからこそ集中出来る」 と積極的に考える. 「時間は自らつくり出す」もの.
⑥活用出来るもの何でも使え : 現在は、CD, MD, インターネット 更にPodcastingと英語の学習に活用出来るものが数多い. 積極的に活用する. iPodの記事はこちら.
⑦仲間がいれば頑張れる、続けられる : 語学習得で大変なのは、モチベーションの維持. 英語に興味の有る仲間がいれば楽しい.
⑧試験を受けて自分の実力を知れTOEIC等での力試し定期的(年1~2回程度)に受ける. 「私は、もう少し英語が上達してから・・・」 等と先延ばししない.
⑨完全主義に陥らず、大らかに語学力は総合力の勝負. 全体像がつかめてから初めて個々の部分が理解出来る事も多い. 個々にこだわり過ぎず、解らなかったら勇気を持って飛ばす.
⑩忘れることを恐れることはない : 忘れることを恐れず、とにかく反復すること. 忘れたらまた覚える.
⑪「ペラペラ」よりも「確かさ」を目指そう大事なのは、自分が言いたい事を、正確・確実に相手に伝えられる技能. そのために、基本的な構文・表現を、確実に使いこなせるようになること.
⑫辞書は恋人と思え英語が上達した人は、例外なく辞書を良く引いている. 更に、英英辞典を使えば、「英語を英語のまま理解する」 ケース・スタディとなる.
4.Summary : 著者は、英語の上達を妨げる「迷信」として以下の5点を挙げている. また、不誠実な会社は、この迷信使って金儲けする(気を付けて).
 迷信(1)現地で暮らせば英語なんか自然に身につく : 海外の日常生活ではたいした英語力は必要ないから.
 迷信(2)日本で頑張っても英語は上達しない : 上記の⑥の様に、国内でも英語を勉強する環境は整っている. その人の使い方次第.
 迷信(3)ネイティブ・スピーカに習うべきだ : 日本人の苦手が解り、学習者が理解出来る様に説明可能なのは日本人講師. ネイティブ・スピーカが全てではない. 
 迷信(4)読むのは何とかなるが、会話は苦手だ : 英語を読むとは、「英語を英語のまま理解すること(英語で考える思考回路が出来ている事)」. 両者は一体で、「読む」ことだけ出来るはない. 
 迷信(5)文法の知識よりも、実用的な会話を習いたい : 言語の土台として文法は重要.

 また、これ以外に章立てして、詳しく述べている項目が以下. 重要な項目.
第4章) ひたすら「読む」ことが上達の近道 : 読書量が全てを左右する⇒会話に使える語彙と表現を手に入れる. 当ブログでもいくつかの記事で紹介していますが、多読は極めて重要. 多読の記事はこちら. 「Penguin Reader」の記事はこちら.
第5章) 「聞き取る」力こそ、会話の大基本だ精聴(ディクテーション)と多聴(実践的)を組み合わせる. 上記の豊富な読書量との2本柱で. ディクテーションの記事はこちら.
第6章) 言いたいことを「話せる」実践力を養う : 会話は構文練習と発音から責める.
第7章) 「書く」ことで、英語の底力をつける : 書く力で自分の教養が問われる(誤字, 脱字, 文法の誤り, 内容の稚拙 が一目瞭然となるため).


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問・資格(旧テーマ)

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。